ニチハ エコ外壁プロジェクト

日本の森林資源を守り、地球温暖化防止に貢献する
「ニチハ エコ外壁プロジェクト」

「ニチハ エコ外壁プロジェクト」とは?

ニチハは創業以来培ってきた木材資源の活用技術を生かし、原料に国産木材チップを使用した外壁材「オフセットサイディング」、 および国産木材の中でも間伐材に限定した外壁材「カーボンオフセットサイディング」の生産・普及を通じて、日本の森林資源を守り、地球温暖化防止に貢献する活動を行っています。
その取組の総称が「ニチハ エコ外壁プロジェクト」です。
「ニチハ エコ外壁プロジェクト」の取組が、
「第1回ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2015」優秀賞を受賞しました。
「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)」(主催:一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会)とは、全国各地で展開されている"強靭化"に関する先進的な活動を発掘して評価し、表彰する制度です。
「ニチハ エコ外壁プロジェクト」の取組は、国産木材資源の利用推進のみならず、外壁自体の強度向上、森林保全による土砂崩れなどの災害対策、低炭素化など、国土強靭化に多角的に貢献するものとして、高い評価を受けました。

『オフセットサイディングを利用した公共建築物の価値向上に向けた取組』が、
「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2016」最優秀レジリエンス賞(住宅・建築)を受賞しました。
国産⽊材を主原料とした外壁材「オフセットサイディング」を使⽤することが公共建築物の価値向上に貢献し、豊かでレジリエントな地域社会づくりに寄与するとして、前年に引き続き⾼い評価を受けました。

大台町介護老人保健施設みやがわ(三重県)

木材の生長過程で吸収したCO2を閉じこめる(固定化する)効果に着目し、木繊維をすべて国産材とした「オフセットサイディング」の販売を2012年に開始。製品のCO2固定量を見える化し、一般住宅の居住者に環境貢献の実感を促す活動を続けてきました。今回の受賞は、「オフセットサイディング」によるCO2固定量の見える化を公共建築物まで拡大し、自治体に対して低炭素化への貢献量を認定するという当社の新たな活動について、民間から公的機関への認証という点で新規性があり、一般住宅の居住者のみならず地域コミュニティの人々に対して環境貢献意識を喚起する取組であると高く評価されたものです。


『CLTと木質系セメントボードの国産材トリプル構造による建築物の強靱化』が、
「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2017」初代国土強靱化担当大臣(古屋圭司)賞を受賞しました。
CLT 建築物に国産材を使用した弊社の木質系セメントボードを外装とその下地に使い、外壁部分を木材のトリプル構造にすることが、建築物のレジリエンス性を高める取組であると、高い評価を受けました。

「ニチハ エコ外壁プロジェクト」の仕組み〜カーボンオフセットサイディングの場合〜

木を使うほど、森が育つ。「ニチハのエコ外壁」が実現する、間伐材と森のうれしい関係。

森林の木を計画的に間伐すれば、木に日光が行き渡り、深く根を張り大きく育ちます。それによってCO2の吸収量が増え、地盤が強くなり、土砂災害などを防ぐことにつながります。 つまり間伐材の活用は、森林の育成に大きく貢献するのです。

「ニチハ エコ外壁プロジェクト」の変遷と内容

オフセットサイディング

オフセットサイディングには、
「Fu-ge」「COOL」以外にもラインナップを多数揃えております。

※その他の外壁材ラインナップにつきましては、「外壁材シリーズから検索」よりご確認いただけます。

「100%国産木材+セメント」ニチハのオフセットサイディング

『ニッポンの森を守る。』 ニチハの「エコ外壁」

木を切らなければ、森は守れない。矛盾しているようですが、本当のことです。木と木の間隔を保ち、陽の光をまんべんなく届けるために行う「間伐」。木材として育てた木を伐採する「主伐」。木を育て、適切に切り、新しい木を植える。そうすることで若い木がCO2を盛んに吸収して、地球温暖化の防止につながります。
ところが今、国産木材の活用が進まないために適切な伐採が行われず、森の高齢化が問題に。「国産木材の利用を促進して、森を守りたい。」そんな思いから生まれたのが、国産木材チップを使用したニチハの「オフセットサイディング」です。

オフセットサイディングとは......

国産材(スギ・ヒノキ)の木材チップを原材料にした外壁材のこと。COOL・モエンエクセラード・モエンサイディングWが該当します。
2011年のCOP17(気候変動枠組条約締約国会議)において、「伐採された国産の木材中の炭素については、木材製品が廃棄された時点で排出量を計上」が合意されたことにより、 国産木材を使用した外壁材は、廃棄されるまで炭素の貯蔵庫として認められることになりました。

pic_environment_02.png

カーボンオフセットサイディング

人間はCO2(カーボン)を排出しながら生活しています。しかし、その量を今すぐ大きく減らすことは難しいのが現状です。
そこで、CO2を排出した分だけ別のCO2削減活動に投資することでCO2を減らす・相殺(オフセット)する 「カーボン・オフセット」という仕組みが生まれました。また、カーボン・オフセットで削減されるCO2の量を算定・数値化したものを「オフセットクレジット(CO2排出権)」といいます。 ニチハの「カーボンオフセットサイディング」に使われる木材チップは、100%オフセットクレジット(CO2排出権)付きの国産間伐材で、 購入代金が森を育てる活動に還元されます。つまり選ぶ人が増えるほど、CO2削減と森林の育成に貢献できるということです。

※カーボンオフセットサイディングへの間伐材チップの使用は、グリーン購入法における「森林認証材・間伐材に係るクレジット方式運用ガイドライン」に定められた内容に基づき、見なし方式を採用しています。
間伐材の入荷量に応じて、製品に間伐材が配合されていると見なしているため、実際の配合と異なる場合があります。

img_ecosiding14.gif

img_ecosiding15.gif