basicspecs サイディングの基本性能

高品質な基材&塗膜で、建物の性能を向上させます。

木質系材料を補強繊維とした乾式成型法を採用した外壁材『オフセットサイディング』。

耐凍害性・寸法安定性・成型性などに優れた基材に加え、色あせに強い超高耐候塗料や、

雨水で汚れを落とす「セルフクリーニング機能」により、建築時の美しさを持続させます。

オフセットサイディング
perfomance

[耐火性能]準不燃材料による外壁1 時間耐火構造。

「木材は燃える、鉄は燃えない」と言われますが、

じつは鉄は火災の際、ある一定の温度を超えると、強度が20%以下に落ちてしまうことがあります。

反対に木材は、同じ条件下でも約80%の力を保つことが確認されています。

理由は、表面が炭化し、断熱材の特性を備えることで木材の中心部まで熱を伝えにくくするからです。

この木材の特性を活かした準不燃材料の『オフセットサイディング』は、

耐火性能に優れた外壁1 時間耐火構造を可能にします。

[耐凍害性能] 木材のハニカム構造が優れた耐凍害性を発揮。

サイディングの微細な空隙に含まれた水は、凍結すると膨張し、凍害が発生。

しかし、『オフセットサイディング』の原材料の木材は「ハニカム構造」で、凍結時の圧力を吸収緩和します。

耐凍結融解性試験(JIS 試験方法)※1 を600サイクル繰り返しても、表面の塗膜はく離や層間はく離、

厚み変化はほとんどありません。

木材の凍結融解のメカニズム
木材細胞
ニチハ外壁材耐凍害性実験
※1

JIS A 5422 窯業系サイディングの耐凍結融解性能:空気中(-20℃)での凍結と水中での融解を200サイクル繰り返す耐凍結融解性試験にて、表面のはく離面積率は2%以下、
著しい層間はく離が無く、厚さ変化率10%以下に適合すること。

[寸法安定性能] オートクレーブ養生による優れた寸法安定性。

高温・高圧の窯で一気に硬化させる「オートクレーブ養生」などの硬化促進技術を採用。

乾燥による収縮や熱・吸水による膨張が起こりにくい安定した強度を実現し、クラックの発生や凍害も防止します。

オートクレーブ養生

[高強度] 曲げ破壊荷重JIS 規格785N 以上の高強度。

補強繊維に木質系材料を使用している『オフセットサイディング』。

一般的には、鉄やコンクリートの方が木材よりも強度が高いと考えがちですが、比強度で比較すると曲げでは、

木材は鉄の15.4倍、コンクリートの400倍です。

■建築材料の比強度(曲げの強さ)
■曲げ破壊荷重

※比強度とは、強度を比重で割った値であり、比強度が高いと同じ比重でもより高い強度が得られます。

モエンエクセラードが建築ファサードの燃えひろがり試験『AS5113』に合格!

『オフセットサイディング』のモエンエクセラードが、窯業系サイディングでは世界で初めて、オーストラリアの建築ファサードの燃えひろがり試験『AS5113』に合格しました。

世界中で高層建築が増加する一方、2017年のロンドン西部の高層公営住宅が全焼するなど、大規模な火災事故も相次いで発生しています。そこで英国連邦では外装材の燃えひろがりに関する検査基準を厳格化。オーストラリアでは、外壁に関わる要求性能に従来の「不燃性能」「耐火性能」に加え、建築ファサードの燃えひろがり試験『AS5113』の評価制度が制定されました。

そして日本でも、「防耐火認定」「不燃材料認定」に続く評価認定として、燃えひろがり試験の議論が始まっています。

ニチハは、国内においても多種多様なニーズにお応えしながら、外壁に関わる要求性能を満たす製品開発を推進していきます。

近年に発生した主な構想建築物の火災事故
Coatingfilm

[耐候性能] 美しい外観を持続する

プラチナコート30

■バランスの取れたハイブリッド塗料

無機塗料は色あせには強いが、塗膜のひび割れが起こりやすいと言われており、そこから紫外線による劣化を促進させ、塗装面を傷めることがあります。※3
そこで、有機塗料のしなやかさを活かして、塗膜のひび割れにも強くしたのがプラチナコート(30)です。

■バランスの取れたハイブリッド塗料 ※3 イメージ図

■分子結合力が紫外線より強い

プラチナコート(30) は、分子に443kJ/mol の結合エネルギーを持つSi-O 結合を含み、紫外線エネルギー(413kJ/mol)を上回る安定した結合力を持つため、外壁材をしっかりガードすることができます。

■分子結合力が紫外線より強い ※ イメージ図

[防汚性能]セルフクリーニング機能でキレイが長期間続く。

マイクロガード

マイクロガードは、外壁に付着した汚れを雨水で繰り返し落とせる「セルフクリーニング機能」。
親水性の効果で空気中の水分子を取り込み、外壁表面に薄い水分子膜を作り、汚れを浮かせて雨で洗い落とします。

マイクロガードの主成分であるシリカ粒子が空気中の水分子を吸着し、
水の膜で覆われた親水性状態を作ることで、汚れが付着しても落ちやすくなります。

Maintenance メンテナンス

「塗膜の変色・褪色30年保証」※1対応で、
メンテナンスコストを大幅に削減します。

一般的な外壁材は、紫外線や雨風によって塗膜の色あせやひび割れが起こりやすく、
10年から15年ごとに再塗装が必要です。
超高耐候塗料プラチナコート30を施した「プレミアムシリーズ」なら、「塗膜の変色・褪色30年保証」※1に対応。
30年塗り替え不要で、メンテナンスコストを大幅に削減します。

[メンテナンススケジュール]

[メンテナンススケジュール]
※1 沖縄県の物件を除く。保証書発行には諸条件がございます。
※2 10年サイクルを目安にメンテナンスを推奨している製品。
※3 建築物の環境条件(地域・立地)、使用条件により、メンテナンススケジュールはそれぞれ異なります。
※4 2階建で外壁面積約170㎡における概算金額です。(再塗装約60万円、仮設足場約35万円、シーリング打替約30万円の合計金額)。
  参考値であり、実際のメンテナンス費用については、建設会社様にご相談ください。

[窯業系外壁材の塗り替え方法]

ニチハの窯業系外壁材全シリーズ※5が、
クリアー塗装によって建築時の風合いを再現できます。※6

窯業系外壁材の塗り替えは、有色塗料によるエナメル塗装(単色仕上げ)が一般的ですが、
無色透明なクリアー塗装によって、既存の色や模様を残したまま元の外観を再現する方法もあります。

ニチハ外壁材の塗り替えイメージ図(プレミアムシリーズ)

■ニチハ外壁材の塗り替えイメージ図(プレミアムシリーズ)

クリアー塗装によって建築時の風合いを再現。※6

外壁の塗り替えが必要となった場合には、
「プラチナコート30・プラチナコート」の特長を活かして
クリアー塗装で簡単メンテナンス。

※ニチハの窯業系外壁材全シリーズでクリアー塗装の対応が
可能です。※5

※5 メモリア(ホワイト)と現場塗装仕上げの製品を除く。

※6 表面の劣化状況によっては、クリアー塗装ではなく単色仕上げによる塗り
替えとなる場合がございます。また、クリアー塗装が可能な場合でも、塗
膜劣化の進行具合により、建築時の見え方と異なる場合がございます。

※水洗洗浄などにより壁面を清掃していただいた上で塗り替えを行ってく
ださい。

※塗り替えは単色仕上げが一般的ですが、他の仕上げ方法が可能な場合も
ございます。詳しくは専門業者様へお問い合わせください。

【ご注意】

  • ●メンテナンスコスト・スケジュールは、日常点検・定期点検の実施、弊社標準施工の遵守、プラチナシールを含む弊社純正部材を使用した場合のモデルプランの一例です。
    住宅の地域、環境や使用条件によって劣化の進行状況が異なりますので、メンテナンス計画を立てる目安としてご活用ください。
  • ●同質出隅の張り合わせ角部・傷補修部分・釘頭のタッチアップなどの補修塗料使用箇所、釘頭の塗膜、鋼板部材は、外壁材表面と完全に同一ではありませんので、本モデルプランは適用されません。
  • ●日常点検・定期点検において、外壁材本体に部分的な亀裂(クラック)、欠け、こすれ傷、汚れなどの傷みが見られた場合は、パテ埋め補修や部分的な張り替え、塗装補修などを行ってください。
    また、シーリングに部分的な目地痩せ、はく離、亀裂、汚れなどの傷みが見られた場合は、部分補修や洗浄などを行ってください。適切な時期に適切なメンテナンスをせず放置すると、外壁材
    のみならず建物全体に不具合が発生することがあります。また、地震や台風などの後にも点検を行ってください。
  • ●外壁材の塗り替えは、一般的なアクリルシリコン塗料を使用した場合を想定しています。表面の劣化状況によっては、クリアー塗装ではなく、エナメル塗装になることもあり、その場合は、
    単色仕上げとなります。またクリアー塗装が可能な場合でも、塗膜の劣化が進んでいた場合、新築時の色と異なることがあります。
  • ●性能維持のためには、必ず適切な点検とメンテンナスを行ってください。
  • ●メンテンナスコスト・メンテナンススケジュールは、時期および内容を保証するものではありません。
推奨

プラチナシールは30 年以上の耐久性能(自社試験)を有していますが、地震などの建物の揺れにより「切れ」や「はく離」が起こることがあります。

特に負荷のかかる「外壁材本体どうしの継ぎ目」のシーリングにつきましては、15 年から20 年経過した時点での打ち替え工事をおすすめしています。