2024.01.05

家を建てる前に周辺環境の情報収集を! 生活に必要な施設までの距離や治安面は?

家を建てるとき、「川や公園の近くで自然を感じながら暮らしたい」「出勤に便利な立地で家族との時間を増やしたい」など、理想の暮らしをイメージするのが楽しいですよね。

そんな理想の暮らしを実現するためには、事前に周辺環境の情報収集を行い、ぴったりの土地を選ぶことが大切です。
今回は、快適性・安全性に配慮した土地選びで重要なポイントをご紹介します。

※注文住宅を建てるまでの流れについて詳しくは、下記記事をご覧ください。
⇒「家を建てる! と決めたらまず何をすべき? 注文住宅を建てるまでの流れを確認

家を建てるときに調べておきたい移動の利便性

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住みたい街が絞れていればよいですが、多くの候補から漠然と土地を選ぶのは難しいものです。
そこで土地選びの基準として、職場へのアクセスや休日を過ごす場所への移動の利便性を検討することをおすすめします。
この2つを基準とすることでエリアが限定されて選びやすくなり、また、オン・オフの生活をイメージしやすくなるからです。

●職場へのアクセス
職場へのアクセスがよいと、日々のストレスを低減できるだけでなく、家族の体調不良などの急用にも対応しやすくなります。
通勤経路に近いスーパーマーケットやクリーニング店を調べておくと、さらに暮らしやすくなるでしょう。

●休日を過ごす場所
ショッピングやグルメ、映画・音楽鑑賞、アウトドアなど、趣味を楽しめる場所へのアクセスのよさを調べてみましょう。
周辺の駅の路線図を見ながら、どのような街に行きやすいかをチェックするのがおすすめです。
自家用車を持っている方は、車でアクセスできる施設を調べるのもよいですね。

周辺環境の特徴、生活に必要な施設

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移動の利便性からエリアを限定できたら、候補地の周辺環境の特徴を調べます。
自分好みの街の雰囲気や、生活に必要な施設までの距離がポイントです。

●周辺環境の特徴
「閑静な住宅街で地域のコミュニティが温かい」「川や公園が近く自然が豊か」「繁華街が徒歩圏内で利便性が高い」など、好みの雰囲気をイメージしてみてください。
街の雰囲気を確認するには、実際に足を運び、自分で体感してみるのがおすすめです。
インターネットで情報を集めるよりもリアルに雰囲気を感じることができ、より具体的な家づくりを楽しめるようになるでしょう。

●生活に必要な施設
街の雰囲気だけでなく、生活に必要な施設が揃っているか確認することも大事なことです。
まずはスーパーマーケット・飲食店・医療機関・学校・役所までの距離を調べ、日常生活をサポートしてくれる街であるかチェックしてみてください。

次に、公園・アウトドア施設・図書館・映画館など、趣味を楽しめる施設を調べてみるのもおすすめです。
特に子どもやペットと暮らす場合は、近くに遊べる環境が整っていると日々の暮らしが充実します。
周辺環境の情報収集では、豊かな日常を意識するのが重要です。

周辺の安全性・治安

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ここまでは利便性や快適性にフォーカスしてきましたが、安心して暮らせる周辺環境はとても大切な条件です。
家や繁華街周辺の安全性や治安について調べ、安全・安心な暮らしのための情報収集を行いましょう。

●家周辺の安全性
家周辺の安全性で確認すべきなのは、犯罪や交通事故のリスクです。
夜間の明るさや近隣パトロールの有無、犯罪の発生頻度などを確認してみてください。
また、道幅が狭いと交通事故のリスクが高まります。
信号や自転車専用レーンの設置状況や、住民の交通マナーの意識と合わせて交通安全性もチェックするとよいでしょう。

●駅や繁華街の治安
普段使いすることになる駅や繁華街周辺の治安も確認しておきましょう。
大きな繁華街では酔客などのトラブルに巻き込まれるリスクが考えられます。
警視庁犯罪情報マップや各都道府県・市町村の犯罪情報マップなどを参考にしてみてください。

災害リスク

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日本は災害が多い国なので、家周辺の災害リスクについても調べてみてください。
考えうるリスクとして、地震・液状化・浸水などが挙げられます。

地震については建物の耐震性能を示す「耐震等級」という指標があります。
耐震等級は3段階のランクがあるので、高い耐震性能を求める場合は住宅メーカーの仕様をチェックしておきましょう。

液状化・浸水リスクは建物の性能では被害を避けられないのが実情です。
例えば、地盤が液状化したときに家が沈下を起こさず健全であっても、周辺のインフラが止まって水や電気を使えなかったり、移動に不便が生じたりする可能性があります。
洪水や津波で家が浸水してしまえば、一部の家財は損傷を免れないでしょう。

その土地で考えられるリスクについては、国土交通省や各都道府県が公開しているハザードマップを参考にしてみてください。
「非常時の避難場所・経路を確認する」「リスクに対して保険をかける」など、安心・安全な暮らしを守る備えが大切です。

おわりに

よい土地によい家を建てることで理想のマイホームが完成します。
家の周辺環境の情報収集をしっかりと行い、豊かな暮らしを目指してみてください。
情報が集まってくると、マイホームでの暮らしが具体的にイメージできるようになり、家づくりがまずます楽しくなってくるはずです。

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