2023.12.01

外壁材(サイディング)の種類にはどんなものがある? 機能も考慮したおしゃれな外壁材選び

マイホームを長く守り、デザインに大きな影響を与える建物の外壁。
デザイン性と機能性を併せ持つ外壁にすることで、自分好みの空間で長く安心して暮らせることでしょう。

現在、外壁の施工としてもっとも普及しているのが、工場で生産された外壁材(サイディング)を現場で施工していく工法になります。

そこで、この記事では外壁にもっとも使われている外壁材(サイディング)の種類・デザイン・機能を紹介します。
ニチハのおしゃれな外壁材もご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

外装の色を決めるときのポイントに関しては下記記事もご参照ください。
⇒「外装の色を決めるときのポイントは? 窯業系サイディングにも塗装は必要?

※サイディングを使ったおしゃれな外壁が見られる「NICHIHA SIDING AWARD」の詳細は下記の記事をご覧ください。
⇒「サイディングを使ったおしゃれな外壁が見たい!「NICHIHA SIDING AWARD 2023」受賞作をチェック

外壁材(サイディング)の種類

外壁材(サイディング)には、窯業系・金属系・樹脂系・木質系の4つの種類があります。
ここでは、それぞれの特徴についてみていきましょう。

●窯業系サイディング
窯業(ようぎょう)系サイディングは、繊維などを混ぜたセメントを板状に成型してつくられた外壁材です。
現在、新築戸建て住宅の70%超で使われており、デザイン・機能面で豊富なラインナップが揃っています。
優れた耐久性とコストパフォーマンスが人気の理由です。

●金属製サイディング
金属製サイディングは、ガルバリウムやアルミなどの金属板に断熱性を有するウレタンなどを裏打ちしている外壁材です。
金属特有のモダンでシャープな外観が特徴で、工場生産なので均一に美しく仕上がります。
ひび割れ・凍害の恐れがないことや、建物の軽量化による耐震性の向上がメリットです。

●樹脂系サイディング
樹脂系サイディングは、塩化ビニル樹脂を使った非常に軽量・高耐久な外壁材です。
北米では広く使われており、日本でも近年注目を集めています。
耐久性が高いのでメンテナンスの手間が少ないのがメリット。
凍害や塩害に強いため、寒い地域や海の近くでの使用にもおすすめです。

●木質系サイディング
木質サイディングは、木の板材を表面加工し、耐火性や耐虫性などを向上させているほか、防腐、防蟻処理を施した外壁材です。
自然木ならではの温もりを感じられるデザインが魅力。

外壁材のデザイン

ここまで外壁材の種類について解説しました。ここからは外壁材のデザインについて説明します。
金属や木といった素材の持つ特有の雰囲気を重視したい場合は、金属または木質系サイディングがぴったりです。
一方、表面の凹凸加工や多彩なカラーなどのデザインにこだわりたい場合、ラインナップの豊富な窯業系サイディングがおすすめ。
ここでは、窯業系サイディングのデザインを紹介します。

●木目調

外壁

https://www.nichiha.co.jp/wallsearch/visual?pattern_id=563

モエンエクセラード16 オペリアシリーズ「バウンティウッド」

本物の木の温もりを演出するには木質系サイディングが有効ですが、メンテナンスやコストの負担が大きいのが難点です。
そんなときは木目調の窯業系サイディングがおすすめです。

●タイル調

外壁

https://www.nichiha.co.jp/wallsearch/visual?pattern_id=342

モエンエクセラード16 オペリアシリーズ「パルムボーダー調」

タイル調は、本物のタイルのようなデザインで多彩な表情を演出できます。
高級感を演出するタイルも窯業系サイディングで表現できます。
洋風な外観にぴったりのデザインです。
目地の太さ、色合い、表面の素材感など、好みに合わせてデザインを選べます。

●石目調

外壁

https://www.nichiha.co.jp/wallsearch/detail?pattern_id=499

モエンエクセラード16 オペリアシリーズ「セコラストーン」

石目調は、天然石のような上質な素材感で落ち着いた雰囲気を演出できます。
本物の石は重量があり、家にかかる負荷が大きくなるため、耐震性の確保でコストアップに繋がるのがデメリットです。
一方、石目調の窯業系サイディングであれば、コストを抑えながら天然石の雰囲気を楽しめます。

●レンガ調

外壁

https://www.nichiha.co.jp/wallsearch/visual?pattern_id=343

モエンエクセラード16 オペリアシリーズ「ビローネブリック調」

ヨーロッパのレンガ造のような格調高いマイホームにするには、レンガ調がおすすめです。
また、歳月を経たレンガ特有の深みのある風合いの製品は、庭をおしゃれに演出します。
ガーデニングが好きな方にぴったりなデザインです。

●無地調

外壁

https://www.nichiha.co.jp/wallsearch/visual?pattern_id=431

COOL「メモリア」

無地調は、凹凸が少ないシンプルなデザインです。
落ち着いた色で揃えた大人の雰囲気や、逆に異なる色合いを組み合わせたポップな雰囲気など、組み合わせ次第で多彩な表情をつくり出せます。
シンプルだからこそ、センスが光るデザインです。

外壁材(サイディング)に求められる機能

美しいデザインを長く楽しむには、優れた機能が欠かせません。
ここでは、外壁を美しく保つために役立つ機能を紹介します。
その他の機能については、この記事の末尾で紹介するリンクを参照してみてください。

●高耐久性
長い期間使用しても変色・褪色を抑えるために必要なのが、耐久性です。
外壁材表面に高耐候性塗料を塗布する方法などがあり、製品によっては長期間保証に対応しています。

●セルフクリーニング
セルフクリーニング(マイクロガード)とは、空気中の水分子を取り込んで外壁表面に薄い膜をつくり、汚れを浮かすことで、雨が降るたびにその浮いた汚れを繰り返し洗い落とせる機能で、新築時の外観をきれいに保つことができます。

●高耐久シーリング
シーリングとは、外壁材の継ぎ目に充填される材料です。
シーリングは劣化すると防水機能が低下するだけでなく、白化やひび割れなどにより外観が損なわれてしまいます。
高耐久シーリングは、劣化を防ぎ、美しい外観の維持に貢献します。

関連記事:「外壁のメンテナンス負荷を軽減 美しさが40年以上続くサイディングも!

ニチハの外壁材の紹介

ここでは、優れたデザインと機能を兼ね揃えるニチハの外壁材を紹介します。
ここで紹介する製品以外にも個性的なラインナップを揃えているので、ぜひご覧になってみてください。

●モエンエクセラード

外壁

https://www.nichiha.co.jp/wallsearch/detail?pattern_id=568

モエンエクセラード16 NOHASシリーズ「ウッドグローブ」

モエンエクセラードは、多彩なバリエーションを有する高品質外壁材です。
リアルで再現性の高い柄表現が特徴で、イメージにぴったりの雰囲気を演出します。
超高耐候塗料のプラチナコート(Vシリーズを除く)、セルフクリーニング機能のマイクロガード(一部商品を除く)を有し、美しさを長く保ちます。

●COOL

外壁

https://www.nichiha.co.jp/wallsearch/detail?pattern_id=454

COOL「イルミオ」

鏡面・マット・立体的仕上げなどにより、個性的なデザインを実現する外壁材「COOL」。
四方合いじゃくりを採用したスタイリッシュな外観が特徴です。
モダンエクセラード同様に、プラチナコート、マイクロガードで美しさを持続します。(プラチナコートとマイクロガードは一部商品を除く)

おわりに

4つの種類がそれぞれの特徴をもつ外壁材(サイディング)。
気候風土やライフプランにあった適切な外壁材を選択することで、長く安心して暮らせます。
さらに、好みにぴったりのデザインを見つけられれば、毎日が楽しくなることでしょう。

※外壁のお掃除の仕方や汚れが落ちやすい外壁ついては下記の記事をご覧ください。
⇒「ファサードを美しく保つ外壁のお掃除方法 雨で汚れを落ちやすくするマイクロガードにも注目!

マイホームを作りたいと思ったら下記記事もご参照ください。
⇒「家を建てる! と決めたらまず何をすべき? 注文住宅を建てるまでの流れを確認

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