2026.03.05

カーボンニュートラルに貢献する外壁材の選択

地球温暖化対策として「カーボンニュートラル」という言葉を耳にする機会が増えましたが、家づくりにおいてどのように取り組めばよいのか、具体的には分からないという方も多いのではないでしょうか。本記事では、地球温暖化防止に貢献するカーボンニュートラルの概要や、家づくりにおけるカーボンニュートラルへの貢献について整理します。さらに、木を使うことがなぜ環境に良いのか(炭素貯蔵)という考え方や、ニチハの外壁材「オフセットサイディング」がどのようにカーボンニュートラルに貢献するのかを分かりやすく解説します。

カーボンニュートラルとは?住宅分野で注目される背景

カーボンニュートラルは、私たちの生活から排出される温室効果ガス(GHG)、主にCO2を削減したり吸収したりして、「排出した分を実質ゼロに近づける」という考え方です。地球温暖化が進んでいる現在、カーボンニュートラルの取り組みが世界各国で加速しています。
この取り組みは住宅分野にも大きな影響を与えています。これまでの家づくりにおいては、環境への影響を考えた省エネ性能の高い設備や、太陽光発電システムなどの導入が中心でしたが、現在は「どんな材料を使って家をつくるか」という点も注目されています。

カーボンニュートラルへの貢献は建てる前から

生活のために使う電気やガスの使用量を減らすことは、比較的わかりやすい地球温暖化対策の指標ですが、住まいのCO2対策がスタートするのは、人が住み始めてからというわけではありません。CO2は家を建てる前の段階、例えば建材をつくる(工場での製造)、現場まで運ぶ(輸送)、建てる(施工)など、あらゆるプロセスでCO2が排出されています。
材料選びでも、地球温暖化の主な原因となるCO2の排出をできるだけ減らす工夫が不可欠です。さらに、木材を活用した建材を選んで、木が吸収したCO2を製品内に「固定化」し大気への放出を防ぐことも重要です。こうした木材の利用は森林の育成を促し、新たなCO2の「吸収」にもつながるため、排出分と吸収分を実質ゼロに近づける「カーボンニュートラル」への大きな貢献となります。家づくりにおける小さな選択の積み重ねが未来の環境を守ることにつながります。

木の力でCO2を閉じ込める「炭素貯蔵」の重要性

カーボン・オフセット

木は生長する過程で大気中のCO2を吸収し、「炭素」として貯蔵します。こうした特性を持つ木材を使用して建てた家を長く使い続けることは、その炭素を住宅の中で貯蔵し続けることにつながります。

炭素貯蔵の一例:木造住宅の選択

木の生長過程で吸収されたCO2は、そのまま消えてなくなるわけではなく、木材の中に「炭素」として残り続けます。つまり、家の柱や下地などに木材を使って長期間維持すれば、炭素が空気中へ放出されるのを防ぐことにつながります。これが「炭素貯蔵」と呼ばれる考え方です。
例えば、伐採された木がすぐに燃やされたり、短期間で廃棄されたりすると、取り込まれた炭素は、再びCO2として放出される可能性があります。しかし、住宅の部材として何十年も使われれば、その間は炭素が建物の中にとどまり続けます。
そもそも木造住宅は鉄筋コンクリート造などに比べると、建築時のCO2排出量が抑えられます。また、木材は断熱性や比強度(質量に対する強度の指標であり、軽くて強いという性質)もコンクリートより優れているため、木材を使った家を長持ちさせることが地球温暖化対策の一部になるといえるのです。

張るだけで環境貢献できる「オフセットサイディング」

家を建てるときに使う外壁材にも、環境への配慮を前提に開発された製品があります。ニチハの「オフセットサイディング」は外壁に必要な性能だけでなく、環境貢献できるのが特長です。

カーボン・オフセット

ニチハのオフセットサイディングは、原料に国産木材の端材からつくられたチップを使用しており、それを独自の技術でセメントと混ぜ合わせ、乾式でプレス成型して製造した外壁材です。外壁は雨風や紫外線を受け続けるので強さや耐久性が欠かせませんが、それらの基本性能に加えて「環境への貢献」も両立させているのが、ニチハのオフセットサイディングが持つ大きな特長です。
つまり、木材チップを原料に含むことで、木が生長過程で吸収したCO2を、製品の内部に固定化(閉じ込める)し、大気中に放出されるのを防ぐのです。原理を考えると難しく感じるかもしれませんが、イメージとしては木が取り込んだCO2を、外壁材の中にしまっておくようなものです。この製品が外壁として長く使われるほど、長期にわたってCO2が製品内にとどまるので、地球温暖化防止に貢献できます。

オフセットサイディング

オフセットサイディング(モエンエクセラード16)を使用した場合のCO2固定量

・多彩なデザイン性

カーボン・オフセット

https://www.nichiha.co.jp/wallsearch/detail?pattern_id=351

環境に配慮した建材を選びたいと思っても、「デザインは我慢しなければならないのでは?」と、見た目への影響を懸念してしまうかもしれません。オフセットサイディングは理想の外観デザインを妥協することなく、環境貢献も同時に叶えられるのが大きな強みです。

ニチハのオフセットサイディングには木目意匠の「キャスティングウッド」、鏡面仕上げの「ミライア」、高級感のある石調「ミラベルストーン調プレミアム」など、バリエーション豊かなデザインが揃っています。ナチュラル、モダン、ラグジュアリーなど、お好みのテイストに合わせて自在に選べることは、家づくりにおいて大きなメリットとなります。

「ニチハGLPアクション」で環境貢献をカタチに

現在、ニチハではオフセットサイディングの採用を通じて環境貢献度合いを見える化!「ニチハGLP(グリーンライフポイント)アクション」を開催中です。

ニチハGLPアクション

「CO2固定量」の証明:
ご採用面積に応じて、住宅にどれだけのCO2が蓄えられたかを示す「CO2固定量の証明書」が発行されます。
ポイントの付与:
固定量に基づきポイントを付与します(例:外壁面積約170m²で約800kgのCO2を固定=800ポイント)。
ギフトカード抽選:
抽選で最大10万円分のギフトカードが当たるキャンペーンに貯まったポイントで応募できます。
※2025年1月〜12月末日の引き渡し分が対象です(2026年3月末締め切り)。

ニチハ GLPアクションはこちらのページをご覧ください

まとめ

家づくりにおける環境対策として排出されるCO2の実質ゼロを目指すカーボンニュートラルは、省エネ性能の向上や太陽光発電などの再生可能エネルギーシステムの採用だけで達成できるものではありません。建築にあたって「どんな材料を選ぶか」ということによっても、家を建てるときのCO2排出を抑えることや、木が吸収したCO2を固定化することができます。

これまでは「汚れにくいか」「長持ちするか」「好みのデザインか」などの要素が主な外壁材選びの判断基準でしたが、今後はそこに「環境への貢献」という新しい軸が加わっていくでしょう。デザインや耐久性を満たしたうえで、国産材を活用した外壁材を選択した家づくりは、CO2の固定化を通じた身近な地球温暖化対策への第一歩となります。
意匠性と機能性に対するこだわりを大切にしながら環境への配慮も両立させたい。そんな方は、CO2の固定化というエシカル(倫理的)な価値を持つ「オフセットサイディング」を、外壁材の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

断熱や住宅の省エネに関しての詳細は、下記記事をご覧ください。
⇒「外壁の種類のひとつ、金属サイディングとはどんなもの? その特徴と魅力に迫る
⇒「外壁材(サイディング)の種類にはどんなものがある? 機能も考慮したおしゃれな外壁材選び

【記事更新日:2026年3月5日/記事公開日:2025年3月6日】

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