2024.04.01

住宅設備のおすすめはこれ! あるとうれしいもの・注意したいポイント

家づくりで多くの人が悩みやすいのが、設備選びです。間取りや内装を選ぶのと同様に、どのような設備を取り入れるかによって、暮らしの快適性は大きく変わります。機能性に優れた設備はどれも魅力的ですが、中でも「つけてよかった!」という声が多い設備を場所別にご紹介します。設備を選ぶ際のポイントもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

※注文住宅を建てるまでの流れについての詳細は下記の記事をご覧ください。
⇒「家を建てる! と決めたらまず何をすべき? 注文住宅を建てるまでの流れを確認

「キッチン・浴室・トイレ・洗面まわり」にあるとうれしい住宅設備

快適な生活を送るうえで欠かせない設備が多い、キッチンや浴室、トイレ、洗面などの水まわり。暮らしに合わせて適切な設備を選ぶことで、使い勝手の向上はもちろん、家事の時短や節水などを実現できます。

●食器洗い乾燥機

設備

洗剤を入れてボタンを押すだけで、食器の洗浄から乾燥まで仕上げてくれる食器洗い乾燥機。手洗いに比べて節水効果が高いので、毎日の水道代を節約できます。時間を節約できる分、家族と過ごす時間が増えるのも大きなメリットです。また、水仕事が減ることで手荒れも防げます。ただし、食洗機に対応していない食器や調理器具があったり、洗いものが少なかったりする場合は手洗いで十分なケースもあります。食器の材質や量を確認してから、食器洗い乾燥機の導入を検討しましょう。

●タッチレス水栓

設備

タッチレス水栓は、センサーに手をかざすだけで吐水・止水ができます。手が汚れていても蛇口をひねらずに使えるので、衛生的です。こまめに止水しやすいので、水道代の節約にもつながります。

●パントリー

設備

パントリーは、食品ストックや調理器具、食器などをまとめて収納できるスペースです。玄関とキッチンの間に配置すれば、買い出ししたものをすぐに片付けられて、料理の合間に出し入れするのも便利です。さらに、防災備蓄スペースとしても活用できます。

●IHクッキングヒーター

設備

IHクッキングヒーターの大きな特長といえば、フラットな天板。凹凸がないため、ガスコンロよりも格段にお手入れしやすく、スタイリッシュなデザインで人気があります。火を使わないため火災のリスクが少なく、小さな子どもや高齢者、ペットがいる家庭でも安心して使用できます。

●浴室暖房乾燥機

設備

浴室暖房乾燥機があると入浴前から浴室内をあたためられるので、ヒートショックのリスクを軽減できます。とくに高齢者がいるご家庭など、将来を見据えた安全対策として導入しておくのがおすすめです。また、浴室内のカビの発生を抑える効果もあります。さらに、衣類の部屋干しにも活用でき、雨の日や花粉シーズンで外干しできないときにも有効です。

●タンクレストイレ

設備

貯水タンクのない、すっきりと洗練されたデザインが特長のトイレです。コンパクトな形状のため、従来のタンク式と比べて空間が広く見える効果があります。また、シンプルなつくりなので掃除がしやすく、パワフルな洗浄機能や脱臭・消臭など多彩な最新機能が搭載されているモデルがほとんどです。節水効果に優れている点も大きな魅力でしょう。

●リネン庫

設備

タオルや下着類、パジャマなどお風呂上がりに必要なものや、シャンプー、洗剤などのストックをまとめて収納できるスペースです。リネン庫があると散らかりやすい洗面室をすっきりと整理でき、お風呂上がりの着替えもスムーズになります。

●室内干しユニット

設備

天井や壁に取り付ける物干し竿です。使うときだけ竿を降ろすことで、手軽に洗濯物を部屋干しできます。花粉の季節や梅雨の時期、帰宅が遅いときなど、外干しできないときに大活躍。洗濯機の近くに設置すれば、洗濯効率もぐんと上がります。

「居室まわり」にあるとうれしい住宅設備

夏の暑さや冬の寒さを軽減し、家の快適性を高めるためには、室内環境を整える設備が欠かせません。

●床暖房

設備

足元からじんわりとあたためてくれる床暖房。温風で部屋をあたためるエアコンと違い、乾燥しにくく底冷えしないため心地よく過ごせます。石油ストーブやヒーターは、小さなお子さんがいる場合に安全面が気になりますが、床暖房なら安心です。

●Low-E複層ガラス
住まいの中で、窓は熱の出入りが大きい場所です。太陽の熱や室内の暖房熱を吸収・反射するLow-E複層ガラスを採用することで、夏は涼しく、冬は暖かさをキープ。一年中快適な室内環境を実現し、冷暖房効率の向上により省エネ効果も期待できます。

「玄関まわり」にあるとうれしい住宅設備

設備

https://www.nichiha.co.jp/works/residential/675

玄関まわりを整えると生活の利便性が高まり、暮らしやすくなります。ライフスタイルに合わせて、必要な設備を選びましょう。

●宅配ボックス

宅配ボックスのメリットは、不在時でも荷物が受け取れること。荷物の配送時間を気にすることなく、オンラインショッピングを楽しめます。とくに、インターネットでの買い物が多い方や、子育て・仕事で忙しいご家庭にとっては必須アイテムです。

●スマートキー
外出先からスマートフォンによる遠隔操作で、玄関ドアの鍵の開け閉めができる設備です。鍵をうっかり締め忘れて外出しても、わざわざ家に戻る必要がありません。荷物で手がふさがっているときでも、サッと開けられるので便利です。基本的に玄関ドアには鍵穴がないため、ピッキングなどの被害に遭うリスクを軽減できるので、防犯性も向上します。スマートフォン以外にも、カードやリモコンで鍵の開閉を行えるタイプもあります。

●土間収納(シューズクローク)
靴を脱がずに使える、玄関と一続きの収納スペースです。ベビーカーやアウトドア用品など屋外で使用するものや、濡れた傘・雨具など室内に持ち込みたくないものをそのまま収納できます。大きな荷物が届いたときに、一時保管する場所としても最適です。

優先順位を決めて選ぶことが大事

気に入った設備をすべて取り入れようとすると、あっという間に予算オーバーになってしまいます。そうならないためにも、気に入った設備をリストアップしたら実際の生活をイメージして、本当に必要なものかどうかをよく考えながら優先順位を決めましょう。
また、憧れや見た目だけで設備を選ぶと暮らしてみたら必要なかったという失敗につながります。最新の設備を選ぶというよりも、ライフスタイルに合うかどうかが大事なポイントです。家族で話し合い、みんなが納得する設備を選ぶことが大切です。

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