2025.09.01

アウトドアリビングをつくるには? ポイントと目隠しやガーデンファニチャーの選び方

リラックス空間や遊び場として人気のアウトドアリビング。庭やテラス、屋上などの屋外空間をリビングのような共有スペースとして活用することで、自然の風や光を感じながら贅沢な非日常体験を楽しめます。

今回は、アウトドアリビングの基本的な知識から、つくり方や意識すべきポイント、快適さをアップするアイテムまでを詳しく解説します。ご自宅で手軽にアウトドアを楽しみたい方はぜひご参考になさってください。

外構やエクステリアに関する詳細は、下記記事をご覧ください。
⇒「外構とエクステリアの違いは? おしゃれな外構デザインでガーデニングを楽しめる庭づくり

アウトドアリビングとは

アウトドアリビングは、室内空間と繋がるような関係性でつくる屋外の共有スペースです。庭やテラス、バルコニー、屋上などを活用して屋内外の一体感を持つ空間を生み出すことで、「屋外のリビング」のようになります。

外の空気を味わいながらリラックスしたり、子どもやペットを遊ばせたりなど、日常生活にちょっとした贅沢を加えてくれます。夏のバーベキューや秋のお月見など、季節の移ろいを感じながら暮らせることも魅力のひとつですね。

アウトドアリビングのつくり方

アウトドアリビング

https://www.nichiha.co.jp/works/residential/859

アウトドアリビングを計画する際は、家の立地やライフスタイルに応じて適切なつくり方を選択することが大切です。ここでは、アウトドアリビングの設置階という観点から、それぞれの特徴を解説します。

●1階の庭やテラスを活用するアウトドアリビング
1階の庭やテラスを活用すると、周囲の緑を取り込みやすく、開放的な空間を生み出すことができます。また、バーベキューや水遊びといったアクティブな使い方に向いていることもメリット。外の賑わいを取り込んで明るい家庭をつくりたいという方にぴったりのつくり方です。

●2階や屋上を活用するアウトドアリビング
2階や屋上といった上層階の屋外スペースを活用すると、屋外でありながらプライベートな空間をつくりやすくなります。道路の通行人の視線は届きにくいので、目隠しフェンスや植栽を設置して隣家の視線を遮ることができれば自分だけの空間を楽しめます。外の空気を感じながら静かな環境で読書やコーヒータイムを楽しみたい方におすすめです。

アウトドアリビングをつくる際のポイント

アウトドアリビング

https://www.nichiha.co.jp/works/residential/594

使いやすく快適なアウトドアリビングをつくるためには、レイアウト、プライバシー、お手入れの手間を意識することが大切です。

●アウトドアリビングの使い道を考えてレイアウトする
イメージどおりのアウトドアリビングをつくるには、使い道を考えて家具や器具をレイアウトすることが大切です。休憩、会話、読書、子どもの遊び場、バーベキュー、キャンプなど、どのように使うかをイメージしてアイテムを設置していきましょう。

アウトドアリビングは、自宅での過ごし方の多様化によりさらに人気が高まり、さまざまな事例が紹介されています。まずはウェブや雑誌に掲載されている事例を参考にしながらイメージを膨らませるのもおすすめです。

●周囲の視線が気にならないように工夫する
屋外スペースを活用するという性質上、しっかり意識しておきたいのがプライバシーの保護です。外からの視線が気になるとせっかくのアウトドアリビングでも快適に過ごせなくなってしまいますし、防犯上も好ましくありません。

開放感はアウトドアリビングの魅力のひとつではありますが、必要に応じて目隠しを設置し、周囲の視線をコントロールしましょう。

●少ないお手入れで維持できるようにつくる
屋外空間は雨や風に晒されるため、耐久性の高い素材を選ばないと経年劣化が早まってしまいます。メンテナンスや買い替えといった手間が増えないようにアウトドアに適したアイテムを選ぶことが大切です。

また、砂や泥、落ち葉などが溜まりやすいと掃除に手間がかかってしまいます。ホースで洗い流せる環境を整えたり、落葉が少ない植栽を設置したりなど、手間をかけなくても美しさを維持できるアウトドアリビングを目指しましょう。

アウトドアリビングにおすすめのアイテム

アウトドアリビング

https://www.nichiha.co.jp/works/residential/845

ここでは、アウトドアリビングにおすすめのアイテムをご紹介します。

●目隠しフェンス・植栽
前述のとおり、アウトドアリビングは周囲の視線を遮ってプライバシーを保護することが快適な空間づくりに繋がります。その際に便利なのが、目隠しフェンスや植栽です。周囲の視線をコントロールするだけでなく、エアコンの室外機や物干しスペースといった生活感を隠して非日常感を高めることもできます。

植栽は水やりや落ち葉の掃除、剪定といったメンテナンスが必要になるので、見た目の美しさとお手入れの手間を考慮して選ぶとよいでしょう。

●ガーデンファニチャー
アウトドアリビングにガーデンファニチャーを置くとグッと使いやすくなります。

【アウトドアリビングにおすすめのガーデンファニチャー】
・ソファー
・テーブル・イス
・ハンモック
・庇、タープ

水・風・紫外線による劣化を防ぐため、これらに対して強い耐性を持つアウトドア向け製品を設置しましょう。庇やタープを設置すると暑さが和らぎ、初夏や残暑でも使いやすいアウトドアリビングになります。暑さが厳しいときはいつでも水分補給ができるように冷蔵庫が近くにあると安心ですね。

●機械類
アウトドアリビングに照明や送風機、スマートフォンを充電する電源などの機械類を設置する際は、防水性能を必ず確認しましょう。外でも使える機械を使って暑さや寒さを和らげたり、夜間の明るさを確保したりすることで、アウトドアリビングがさらに使いやすく、楽しい空間になります。

おわりに

アウトドアリビングは、自宅でも手軽に外部空間を楽しむことができる人気の家づくりアイデアです。家の中とは違った非日常体験を得ることができ、ワンランク上の贅沢な暮らしができるでしょう。計画段階から立地や使い道を考慮しながら自分好みに仕上げることで、さまざまなアクティビティを楽しめる空間になりますよ。

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