2024.03.06

家の外観をおしゃれに見せる! ポイントはファサードの素材選び

ファサードには様々な素材があり、それぞれ特長やメリットが異なります。本記事ではファサード素材の種類をご紹介するほか、外構を構成する要素についてもまとめました。ワンランクアップするポイントもチェックして、納得のいく外構計画に生かしてください。

ファサードの構成要素|素材選びのポイント

ここではまず、ファサードを構成する要素についてご紹介します。素材やデザインにこだわることで、おしゃれなファサードになります。これから住宅のファサード計画をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

●外壁
外壁は建物に占める面積が大きく、印象を左右するポイントです。外壁の素材には「窯業系サイディング」「金属製サイディング」「コンクリート」「モルタル」「ガラス」「タイル」「木材」「アルミルーバー」「壁面緑化」といった種類があります。
住宅の外壁では、窯業系サイディングや金属製サイディングを用いるのが一般的です。サイディングのメリットとしては、下記の点が挙げられます。

①メンテナンスが容易
②施工が簡単で仕上がりのバラつきが少ない
③レンガや塗り壁調などデザインが豊富

●屋根
屋根の素材には「スレート」「ガルバリウム鋼板」「瓦」「アスファルトシングル」といった種類があります。
屋根は、日光、雨、風、雪などから建物を守る役割があるので、防水性や耐候性が考慮されています。

建物の最上部を覆うことから、地震時には軽量素材の方が建物への負荷を軽減します。
スレートやガルバリウム鋼板は軽くて施工性もよいため、一般的な住宅で採用されることが多いです。

●窓・ドア
窓やドアといった建具には「木」「アルミ」「スチール」「樹脂」といった素材があります。特に木製の建具は自然素材の温かみが感じられるため、玄関ドアに人気です。
ただし、雨など湿度による影響を受けやすく、適切なメンテナンスが必要となります。

アルミやスチールは耐久性が高いため、ドア枠や窓サッシにも広く流通しています。ただし金属は断熱性が低めなので、省エネを重視する場合は、窓サッシに樹脂素材を取り入れるのもおすすめです。

ファサード関連の外構アイテム

家 おしゃれ

https://www.nichiha.co.jp/works/residential/668

ここでは、ファサード関連の外構アイテムについてご紹介します。建物の周りに配置することで、外観をおしゃれに演出できる要素です。

●フェンス/塀

家 おしゃれ

https://www.nichiha.co.jp/works/residential/677

フェンスや塀には、敷地の境界線を示す役割があります。それだけでなく、外観デザインに合わせて木製やアルミ製といった種類が選べるのが特長です。

上の写真のように、一角だけにフェンスを設置するデザインもおしゃれです。あえて全体を囲まないことでアクセスしやすくなり、開放的な印象を与えます。

●門柱

家 おしゃれ

https://www.nichiha.co.jp/works/residential/575

門柱は、家の顔となる正面に配置するエクステリアを指します。
表札やポストを組み込むことも多く、ファサードの印象を決めるポイントです。

こちらの事例では、スクエアタイプのシンプルな門柱を正面に設置しています。
建物の外壁やドアの色と合わせてコーディネートすることで、外観全体がすっきりとまとまっているのが特長です。

●植栽

家 おしゃれ

https://www.nichiha.co.jp/works/residential/619

植栽を行うと、季節に合わせた表情が演出できます。特に家族のイベントに合わせてシンボルツリーを植えると、見る度に思い出が想起される印象的な外観になるのでおすすめです。

写真のように、建物の正面にシンボルツリーを植えると、すぐに目に留まるフォーカルポイント(焦点となる場所)となります。あえてシンプルな外壁材を選ぶことで、落ち着いたナチュラルな印象に仕上がるのが特長です。

ファサードをワンランクアップする方法

ここでは、ファサードをワンランクアップさせる方法をご紹介します。「普通の外観ではなく、おしゃれで高級感のある家づくりがしたい」とお考えの方は、参考にしてみてください。

●照明でライトアップする

家 おしゃれ

https://www.nichiha.co.jp/works/residential/692

外観を照明でライトアップすることで、昼間とは違った表情を演出できます。特に、凹凸がある造りだと下から照らすと陰影ができておすすめです。
照明の色も、おしゃれに仕上げるポイントの一つで、最近は、オレンジ系の電球色がトレンドです。

●周辺地域と調和させる

家 おしゃれ

https://www.nichiha.co.jp/works/residential/659

建物単体の造形でデザイン性を追求するのも、もちろん素敵です。しかし周辺環境との調和を考慮することで、ランドスケープデザインとしての機能を持たせられます。
街並みと調和することにより、建物の魅力がぐんと引き立つのです。

外壁のデザインに関してはあまり奇抜な色ではなく、アースカラーや無彩色にすると馴染みやすくなります。

●環境負荷を考慮する

家 おしゃれ

https://www.nichiha.co.jp/csr/environment/ecosiding/

建物による環境への影響は大きく、CO2削減への必要性が高まっています。住宅計画では環境負荷の少ない建材を選んだり、高断熱・高気密にして冷暖房の使用を抑えたりすることでサステナブルにつながります。

たとえば、ニチハの「オフセットサイディング」は原料に国産木材チップを配合することで、木材の生長過程で吸収したCO2を閉じ込める(固定化する)製品です。
1軒の住宅で丸ごとオフセットサイディングを使用した場合、CO2削減量合計は約1200kg-CO2となります。
これは、冷暖房の使用を1日2時間×54年間ストップした場合と同じだけ、CO2排出量を削減したことになります。
※モエンエクセラード16mm厚品約120枚使用の場合
※「家庭の省エネ大辞典」(財団法人省エネルギーセンター/2007年版)が示す条件に基づき、冷暖房1時間使用によるCO2排出量を約30gとして計算。

まとめ

ファサードには、外壁や屋根といった多くの要素が関係しています。それぞれの特長を活かしてバランスの取れたコーディネートをすることで、おしゃれなファサードがデザインできます。ぜひ、イメージに合ったファサード計画を立ててみてはいかがでしょうか?

RELATED NEWS