トップメッセージ

持続的な成長を可能とする態勢をより一層強化し、
世界で通用する『建物の壁材専業メーカー』を目指します。

 当社グループでは、人口減少に伴う住宅市場の縮小や低炭素化への取組拡大など社会構造・経営環境が変化する中、持続的な成長軌道に乗せるため、新たに策定した「新中期経営計画」(2021年4月~2024年3月)に基づき、スピード感を持って次の重点課題に取り組んでまいります。

① 生産能力の大幅増強
 今後の安定したシェアアップと新市場開拓を確固たるものにするため、想定を上回る需要に対しても着実にビジネスチャンスを掴み販売量を伸長できるように、余力のあるフレキシブルな生産体制を構築してまいります。具体的には、国内において生産効率の面でボトルネックとなっている工程への増産投資により製造ラインの新設に比べはるかに少ない投資で生産能力を増強してまいります。これまで取り組んできた生産効率向上も含め、国内と米国新工場を合わせて生産能力を約20%アップとする計画です。

② 海外市場開拓
 米国の新工場建設により、成長市場に対応できる供給能力を確保するとともに、現地の顧客ニーズに寄り添った製品のタイムリーな開発を実現し、さらなる市場開拓に注力してまいります。また、米国市場以外では、中国・ロシア・オーストラリア・韓国などの既存の有望市場における販売を伸長させるほか、将来的には欧州市場も視野に入れた新たな販路の開拓を進めてまいります。

③ 非住宅市場開拓
 これまで中高層建築物向けなどの非住宅市場をターゲットに、専用金具の使用による高さ45mまでの施工が可能な新工法や1時間および2時間の耐火構造用新工法など、顧客ニーズに即した工法を開発してまいりました。これらの工法とともに、当社商品の優れたデザイン性・耐火性・耐候性に加え、特に施工現場で求められる工期の短縮および高い環境性能といったメリットを活用して非住宅市場の開拓を進めてまいります。

④ 金属事業拡大
 金属サイディングは、新築住宅のほかリフォームにも使用されており、新築住宅が減少する中でストックビジネスとしての安定的な成長が期待されています。加えて、主力の窯業系外装材と同様に非住宅市場においても潜在的需要が見込まれており、低層の倉庫・工場・店舗等をターゲットに販売強化を図ってまいります。また、鉄骨造1時間耐火構造に対応した新商品をはじめ、商品開発にも一層注力し、新たな市場の開拓を進めてまいります。

⑤ ESGの取組強化(環境対応)
 当社の窯業系外装材はデザイン性や性能だけでなく環境への貢献という点においても強みを有しております。例えば、当社の主力商品である「モエンエクセラード」は、本来であれば廃材となる国産木材チップを原材料に使用することでCO2を固定化させています。この結果、製造時のCO2発生量よりもCO2の固定化量の方が多く、環境に優しい商品となっております。また、当社では、住宅等の建築時に発生する窯業系外装材の端材を回収し再利用することにより産業廃棄物の発生を抑制するリサイクルシステムを構築し、その普及に取り組んでおります。さらに、今後はエネルギー原単位の改善など製造時のCO2排出量削減にも注力するなど、環境負荷軽減に対する各種取組を強化してまいります。

代表取締役社長 吉岡 成充