ニュースリリース
2025.10.15
鉄骨造向け外壁防火構造 プラスター・モエン外壁防火構造が「2025年度 グッドデザイン賞」を受賞
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ニチハ株式会社(本社:名古屋市、社長:吉岡成充)の「鉄骨造向け外壁防火構造 プラスター・モエン外壁防火構造」が、2025年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。
これまでは、鉄骨造で窯業系サイディングを使用した防火構造に対応するためには、屋内側にも防火被覆が必要であり、特に天井裏の梁部分等の施工・監理が難しいという課題がありました。このような課題を解決するため、施工現場の負担軽減と確実な施工・監理を両立し、建物の外観に付加価値をもたらす新たな防火構造を開発、誰にとっても「分かりやすく、施工しやすく、安全な工法」を目指し、「プラスター・モエン外壁防火構造」が誕生しました。
本工法は、屋外側に防水・防カビタイプの強化せっこうボード(厚み12.5mm×1枚)と窯業系サイディング(COOL・モエンエクセラード)を施工するだけで、屋内側の防火被覆を省略できる新しい工法です。施工面においても、強化せっこうボードの留め付けは、釘打ち施工が可能で、接合部への目地処理テープの施工も不要となるため、現場での作業負担軽減、工期短縮を実現します。充填断熱材の有無を問わない防火構造認定ですが、さらに結露抑制対策および省エネ基準適合を考慮した、「吹付け硬質ウレタンフォーム仕様」の認定も新たに取得しています。デザイン面では、約700品番の中から自由に選択できるので、用途や施設イメージに合わせた外観づくりが可能です。
プラスター・モエン外壁防火構造は、鉄骨造建築における防火安全性、意匠性、施工性を高い次元で両立させ、非住宅市場に新しい選択肢と価値を提供する工法として、高く評価されました。
ニチハでは、2012年の「モエンエクセラード16 キャスティングウッド」、2013年の「オフセットサイディング」、2014年の「Fu-ge」、2016年の「COOL」、2018年の「持続的な完全循環型リサイクル事業モデル[窯業系サイディング端材回収リサイクルシステムとプレカットサービス]」、2021年の「センターサイディング M型スマートフラット プレミアム」に続き、このたび7度目の受賞となります。
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審査委員の評価
「窯業系サイディング+強化石膏ボードを外壁側に施工すれば、屋内側防火被覆を不要にできることがすばらしい技術のデザイン。防火安全性、意匠性、施工性が高く、鉄骨造で外壁側だけの施工で済むことは、現場での工期も大幅に短縮できることも評価に値する。」