ニュースリリース
2003.11.13
ニュースリリース
株式会社INAXと『ナノ親水』技術で提携 ～セルフクリーニング機能付高級外壁材発売～
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当社はこのたび、株式会社INAXが保有する『ナノ親水*』技術（住宅外壁材の防汚表面改質技術）を窯業系外壁材に応用することを目的として同社と技術提携しました。
当社ではかねてより、「住宅外壁の汚れを落とす」「住宅外壁に汚れが付きにくい」防汚機能を備えた新商品の開発を命題に、研究開発を重ねて参りました。 このたびINAXの技術協力により、新たにセルフクリーニング機能「ナノ親水 マイクロガード」を有する高級外壁材「モエンネクステージ」「モエンエクセラード」を11月21日に発売いたします。 この「ナノ親水 マイクロガード」は太陽光の強弱、昼夜や季節の違いなどにも影響されず、雨水などの水で簡単に汚れを流し落とせるという、優れたセルフクリーニング機能を発揮する『ナノ親水』窯業系外壁材として当社の外壁ラインアップに加わります。
【商品概要】
【「ナノ親水 マイクロガード」ロゴ】
【『ナノ親水』技術とは】
『ナノ親水』技術とは、製造工程もしくは後処理によって素材表面に非常に多くのシラノール基（Si-OH）を配することにより、ナノサイズの水膜を形成させる技術で、この水膜により超親水性を発揮します。『ナノ親水』外壁材の表面には、大気中の水分子が継続して吸着し、常に薄い水膜が形成されているため、安定した防汚効果を発揮します。太陽光の強弱、昼夜や季節の違いなどにも影響されません。
ニチハの新商品では、この技術の１タイプである「マイクロガード技術*」をベースに応用し、窯業系外壁材の有機塗装面を超親水性に表面改質した「ナノ親水 マイクロガード」を実現しました。これにより、雨水によるセルフクリーニング機能が飛躍的に高まります。
【「ナノ親水 マイクロガード」商品の特長】
住宅には当然のごとく東西南北に壁があり、方角によって太陽光が当たらない部分が必ず存在します。当社の「ナノ親水 マイクロガード」は、光を必要としませんので、東西南北問わず、雨が当たるところならどの壁面でも、親水性により外壁の汚れが雨水で流れ落ちます。
「ナノ親水 マイクロガード」のメカニズム
 【『ナノ親水』技術提携の背景】
窯業系外壁材トップメーカーの当社は、1974年に業界に先駆け、石綿を一切使用しない防火外壁材「モエンサイディング-Ｍ」の商品化に成功。新築戸建て住宅をターゲットに販売してまいりました。そして、近年の住宅の洋風化、個性化などのニーズの高まりにより、外壁材の厚手化、多色化が進み、1990年に高級厚物外壁材として「モエンエクセラード」を発売いたしました。
発売以来「モエンエクセラード」は、高耐久、高耐候、高意匠な外壁材としてご好評頂いておりますが、耐久性、耐候性向上のため、業界に先駆けてトップクリア塗装をシリーズ全商品に施した外壁材でした。トップクリアは、紫外線吸収剤と光安定剤が配合され、着色層を保護する樹脂層で紫外線による色褪せや経年劣化を防ぐ効果が実証されています。またトップクリアには防汚性があることも同時に検証されておりますが、さらにトップクリア塗装の上に超親水性の「マイクロガード層」をつくることで、防汚性能を一段と高めたセルフクリーニング機能を付加させた外壁材を開発するに至りました。 【会社概要】
以上
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田哲郎