外装アドバイザーに聞く(第1回)

第1回 張り分け方で魅せる! 外観コーディネート

どのような色や柄をどう組み合わせるかで、外観のイメージは大きく変わります。みなさんが理想のわが家を実現するのに役立つ、外観コーディネートのテクニックをこれから数回にわたり、ご紹介していく予定です。

あなたらしいオリジナリティのある住まいを実現するための第一歩。今回は外壁材の張り分けコーディネートについてご紹介します。

張り分けの工夫で思い通りの外観を実現!

全面張り 統一感を出す

家の「形」を強調したいとき、お気に入りの柄があったときなどは一種類の外壁材で全面張りにします。

zenmen-1_1.webpレンガ柄で重厚な洋風外観に。 zenmen-1_2.webp白一色で、クリアな外観を演出。
zenmen-1_3.webpしっとりと落ち着いた和の佇まいに。

上下張り分け ゆったり見せる形

二種類以上の外壁材で、建物の上下に張り分ける方法です。切り替え位置に沿って目線が動くので、広がりや安定感を感じさせることができます。伝統的な和風スタイルやブリティッシュスタイル、ゆったり見せたい南欧スタイルに適しています。

jouge-1_1.webpローウエストで張り分け、
伝統的な和の佇まいに。
jouge-1_2.webpハイウエストで張り分け、
風格漂う邸宅に。
jouge-1_3.webpミドルウエストで張り分け、
ゆったりと安定感のある仕上がりに。

左右張り分け すっきりとシャープにみせます

二種類以上の外壁材で、建物を縦に区切って張り分ける方法です。目線が上下に動くので、すらりとした印象や、モダンなイメージにすることができます。

sayuu-1_1.webpコーナー部分を柱状に張り分け、
格調高い仕上がりに。
sayuu-1_2.webp縦ラインを強調した張り分けで
石柄をあしらい、シャープな印象に。
sayuu-1_3.webp濃色のラインが淡い色調の外観を
きりりと引き締めます。

部分張り分け 立体感を強調する最近人気のタイプ

建物の入隅(いりすみ)部分などで張り分ける方法です。凹凸感が強調されるので、建物の奥行きや造形のおもしろさを表現できます。

bubun-1_1.webp建物の凹凸をいかし、濃淡2柄で
大胆に張り分け、ダイナミックな外観に。
bubun-1_2.webp袖壁などの凸部のみを張り分け、
立体感を強調しました。
bubun-1_3.webp箱形の建物に3種類の外壁材を
コーディネート。
リズミカルな外観を演出します。

アレンジパターン 張り分け方の組み合わせでさまざまな表情に

上下張り分けと部分張り分け、部分張り分けと左右張り分けといった具合に複数の張り分け方を組み合わせることで、建物のデザインやイメージをいっそう引き立てることもできます。

mix-1_1.webp上下張り分けと、部分張り分けを組合わせました。
高級感のあるファサードを演出。
mix-1_2.webp縦ラインを強調した張り分けと、部分張り分けをミックス。
シャープでかつ安定感のある仕上がりに。

【目次】外装アドバイザーに聞く