外装アドバイザーに聞く(第4回 外観プランのポイント)

これまでは、張り分け方や色・柄の組み合わせ、外観デザインに合わせたコーディネートについてご紹介してきました。しかし、これらは設計プランができあがってから、外観デザインに 当てはめていくテクニック。より納得できる理想の住まいを実現させるためには、プランを考え始めた時に注意しておきたい点がたくさんあります。
今回はそれらのポイントの一部をご紹介します。

外から見た窓の位置も意識しましょう

窓は風や光を取り入れるものとして内側からみた用途が重視されがちですが、ぜひ外から見た位置にも注意しましょう。縦に張り分けることの多いシンプルモダンスタイルや、幕板を多用するブリティッシュスタイルなどは窓の位置に合わせて外壁を張り分けることで、より美しくすっきりと仕上げることができます。

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窓の位置を意識した施工例紹介

縦の張り分けはこちら

幕板を使った張り分けはこちら

庭はどうつくる?

家を建ててから庭づくりを考え始める方も多いはず。最近は、シンボルツリーをおいたりと植栽にこだわりのある方が増えています。しかし、そのシンボルツリーも成長しすぎて思った以上に葉が広がってしまうと、外壁に汚れがつきやすく、せっかくのコーディネートが隠れてしまうことがあります。どんな種類の樹にするのか、どう配置するのか、どう成長するのかをあらかじめ見極めておく必要があります。
また、外観に植栽の色が加わることで全体に使われる色が増えるため、外壁材のデザインや張り分け方によってはごちゃごちゃと見えてしまうことがあります。トータルバランスに注意することが必要です。

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コミュニケーションについて

何より重要なのが、このコミュニケーション。
家づくりの過程では、ご家族での話し合いはもちろん、家づくりに携わる様々な方々とコミュニケーションをとることが非常に重要です。
例えば、ご家族との話合いでは、家の間取りだけではなく、ライフスタイルのこだわりや好きな物について話合いましょう。これまでご紹介してきましたように、住宅には様々なスタイルがあります。どのスタイルもそれぞれの特徴が引き立っているからこそ、美しく仕上がります。しかし、それらをただ単にごちゃ混ぜにしてしまうのは、逆効果です。

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何を引き立たせたいのかを意識しながら、まずはお好みの外観スタイルを決めていくと、コーディネートを考える際に、ポイントを絞りやすく、理想のわが家に近づきます。
さらに家族の想いをきちんと伝えることと同時に、プロの意見を上手に取り入れることで、気づかなかったポイントもしっかり把握できます。
ニチハショールームでも、みなさんとご一緒に素敵な家づくりを考えるスタッフがお待ちしていますので、ぜひ足をお運びください!

【目次】外装アドバイザーに聞く