循環型社会への取組

全国スルー便ネットワークで回収・リサイクル

ニチハは業界に先駆けて2000年1月にいわき工場に「端材リサイクルプラント」を建設し、廃棄物となったモエン端材の回収を開始しました。2004年6月に環境省から産業廃棄物処理の「広域認定」の許可(認定番号第3号)を受けたことにより、従来端材回収ができなかった地域においてもリサイクルが可能に。物流体制の見直しにより全国にきめ細かく配置されたスルー便基地を活用して、製品納材後の帰り便による端材回収体制作りを進めてきました。 最近では、2021年度に28,000トン、2022年度に26,313トンのリサイクルを行いました。

窯業系サイディング 端材回収リサイクルシステムとプレカットサービス

住宅・建築業界が抱える大きな環境課題である「建築廃材の適正処理」。ニチハでは「循環型社会をめざして、もう一度資源へ」をスローガンに、「広域認定制度」を活用した端材回収システムの普及を進めてまいりました。現在では自社リサイクルプラントでの再生処理に加え、全国11箇所のセメント工場との提携によりリサイクル能力を大幅に強化しています。
また、2017年12月より建築現場で発生する廃棄物(=製品の端材)を大幅に低減する「製品出荷前プレカット(ラフカット)サービス」を開始。既存リサイクルシステムと合わせて「持続的な完全循環型リサイクル事業モデル」の体制づくりを整えました。

ニチハ広域処理・端材回収リサイクルシステムフロー

※端材回収システムは一部地域を除き運用しています

業界初の端材リサイクルプラント

2000年1月には、いわき工場に窯業系外壁材の「端材リサイクルプラント」を新設。その後名古屋工場の既存回収設備の増強を行い、また新たに高萩ニチハが加わり、自社工場、取引事業者および工事現場などから排出される端材・残材を全国各地から回収するなど、再生利用の拡大を図っております。
また、商品設計の段階から、生産・梱包・物流・廃棄にいたるまで廃棄物の発生抑制に取り組み、ゼロエミッション化を一段と推進しております。

リサイクルされる外壁材の端材

端材は粉状に砕かれてリサイクル

いわき工場 端材リサイクルプラント